三毛乱治郎の気まぐれ日記
                  

  
                           
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男もすなる日記というものを、雄猫もしてみんとてするなり。たまにな。三毛乱治郎 2013.9.7 debutto

  
レポート日記 と 創作作品 
2013.12.9日記
板橋区医師会区民 公開講座『宇宙医学の社会への還元』
 
2013.9.7日記
クラウディオ・モンテヴェルディ歌劇 現代版『ポッペアの戴冠』鑑賞記
ポッペアの戴冠
 
創作物語 「シロ」   創作落語 「女性上位社会」 
短  編  誰かが見ている   漱石落語 『吾輩は猫である』第三章から  
 夏目漱石 没後100年(2016.12.9)・生誕150年(2017.2.9)に寄せて

『吾輩は猫である』御多角おさん(御三)のサンマを取ってやったぞ。
 
『坊ちゃん』は竹を割ったようなサッパリとした気性の団子好き数学教師だ。

住みにくい人の世を離れて画工は非人情の旅に出る『草枕』
 
 道のための精進か、自由な恋愛か、良心を問う「こころ」
 
文字通り明治の文豪「夏目漱石」
 
 漱石の主たる著述を並べた本棚



 2024年5月2日(木)晴れ  都立光が丘公園  シオカラトンボ  ほぼ透明な羽が見事に岩と同化
 
 2024年4月7日(日)晴れ  都立光が丘公園
 前日の予報では、最高気温23℃ということだったが、まさに5月並みの暑さ。桜満開、花見客満杯。チューリップも半数は満開。黄色はフラッシュバック、白はノールドアインデという品種。
(左の2枚は雨のち花曇りだった4月5日の写真だが、早いものは葉桜で、この日は蜂をよく見かけた)
 
2024年2月11日(日)晴れ  建国記念の日
都立光が丘公園のもみじ亭で、ビンズイに会えた。

 
2024年3月27日(水)晴れ 都立光が丘公園
大雨と大雨予報の日の間の暖かい快晴日。ようやく春らしい景色に出会えた。
  
 2024年1月30日(火)晴れ 
  隣の溜池公園では梅が、丘の上の赤塚公園では水仙が咲いていた。  気分転換に板橋区立美術館へ行ってみたら、区立中学校作品展最終日だった。 2月3日~18日は小学校作品展。(入場無料)
 2024年1月31日(水)晴れ  都立光が丘公園

もみじ亭の水場で、オナガが集団で水浴びをしていた。

観賞池の横手にはヒヨドリも集団でいた。
 2024年1月19日(金)晴れ  都立光が丘公園
     2日前、「観賞池」で再びカワセミ君に会って、もう一つの野鳥撮影スポット「もみじ亭」へ。シジュウカラ君に出会ったが、ご覧のとおり、なかなか横顔を拝めない。
 さて、きょうはどうだろうと、もみじ亭へ向って歩いていると、いきなりノスリ君に出会ってビックリ。デカッ!このスポットは、メジロ、ヤマガラなど主に小さな鳥が集まる場所なのでラッキー!

 この公園には、カワセミ目当てで遠方から来る撮影マニアもいる。一昨年は見かけなかったらしいが、昨年暮れから連日お出まし。午前中に食事。午後のんびりといった風情だ。

【もみじ亭=あずまや】東武東上線「成増」から近い公園北口を入って、一本目の十字路を右へ。右手に見える歩道橋を通り越し、左手に見える公衆トイレ手前を左折。
(都営大江戸線方面からは、銀杏並木が見える所までまっすぐ進む。並木の左側が「観賞池」―更に並木の真ん中をまっすぐ進むと公園北口)
2024年1月4日(木)晴れ  都立光が丘公園
 
 北陸地方の、亡くなられた方々に哀悼の意を表し、被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、一人でも多くの方のご無事を祈ります。



(4日)強風の中、池に佇むアオサギ君と出会いました。

(5日)何台もカメラが向けられているのを知って、3匹目の食事はこの姿勢を数秒間キープ。アオサギ君、ご協力ありがとう。そしてお疲れ様。
 2024年1月5日(金)晴れ  都立光が丘公園
 
2023年12月10日(日)晴れ  都立光が丘公園
  予想気温19℃だったが、20℃越えか。
きょうはカワセミ君に出会えた。
 温かな日差しの中、狩りに挑戦中。
「さて、この辺で狩りをするか」「魚はどこかな」キョロキョロ 「見えないので、しばらく待とう」ノンビリ 「ムム、いたぞ」スタンバイ
 
 2023年10月2日(月)曇り  都立光が丘公園
   9月いっぱい猛暑が続き、ようやく朝夕のみ涼しくなったが、きょうは朝から風ビュンビュンで、昼間も暑くなさそう。ということで久々の生物観察。赤とんぼ見っけ。イチョウ並木の下には、すでに銀杏が落ちていた。
 2023年12月7日(木)晴れ  都立光が丘公園
   最高気温20℃の予報だが、午後から時折、落葉が顔を打つほどの強風。カワセミは現れず、枯葉が散りばめられた池ではマガモが泳いでいた 。

 今の季節、望遠レンズを付けたカメラを構えて、カワセミ撮影のチャンスを狙う人が集まる。
 2023年5月12日(金)晴れのち曇り  都立光が丘公園
  【左の写真】四季の香ローズガーデン
 そういえば!クロード・モネという薔薇はどうしたろう?と、突然思い出し、見に行った。アリャ?開いたらソフトカラー。蕾と開花時で色が違うのは珍しい。


【右の写真】四季の香公園
 育種家の忽滑谷史記(ぬかりやふみのり)氏が、四季の香ローズガーデン拡張記念に提供したという、シンボルローズ。
2023年5月3日(水・祝) 都立光が丘公園 四季の香ローズガーデン
    開花を見たかった二つの花。

 ゲーテ・ローズ(左)は、2日前は固い蕾だったが、満開になった。
 クロード・モネ(右)は、ほころび始めていた蕾がようやく開いた程度。赤と黄の二色だが、どのように咲くのだろう。
 こちらは隣接する四季の香公園のバラ
 
2023年5月1日(月)晴れ  都立光が丘公園 四季の香ローズガーデン
    我が家のバラが咲き始めたので、桜の開花も早い練馬区ではもう見頃だろうと思い、行ってみたら殆ど満開...どころか一部は盛りを過ぎつつある。その中でもゲーテとモネの名を冠した品種はまだ蕾。牧野富太郎博士のような根気を持ち合わせないおいらは、膨大な品種名を暗記出来ずメモも取らず、写真を撮るのみ。

 左のバラの名前は「コンスタンツェ・モーツァルト」
 
 2023年3月16日(木)晴れ 再び都立光が丘公園 実は左右同じ鳥。桜は大分咲いている。






 2023年4月5日(水)晴れ 光が丘公園  四季の香公園 チューリップ満開
 2023年3月9日(木)晴れ 都立光が丘公園 (都営大江戸線「光が丘」から徒歩8分、東京メトロ有楽町線or副都心線「地下鉄成増」東武東上線「成増」から徒歩15~17分)
 きょうの東京の予想最高気温は22℃、ということなので、練馬区と板橋区をまたぐ公園へ行ってきた。
大きな木がたくさん生い茂り、空間も広大で、テニスコートや野球場、スケートボードができる場所もあるが、猫としてはつい鳥が気になる。バードサンクチュアリという場所へ直行して鴨を見たあとで、中心部を直線的に歩いた。何せ広いので、全部回ったら大変な歩数になるだろう。この公園は、大戦後の米軍の家族住宅(グランドハイツ)の跡地。敷地面積は東京ドーム13個分とか。 
 大江戸線寄りのところにある「光が丘IMA」というスーパーの横に「ローズガーデン」という小さな案内板があったので、行ってみた。花の咲くのは当分先だが、ゲーテ・ローズ、イングリット・バーグマン、ジャック・カルティエといった文豪・女優・探検家の名前を冠した品種を示す札が立っていた。どんな花か期待を膨らませつつ、開花時期にまた訪れたい。
 2023年2月6日(月)晴れ 万葉薬用園(赤塚植物園裏手)
    気温12℃のポカポカ陽気。久々のウォーキングで四肢を伸ばしていると、
「これこれ、これが見たかったのよ。去年は1月だったから、まだかまだかと待ってたの」と華やかな声が。
 何かと思って声のする方へ行ってみると、福寿草の花。(土から顔を出した小さな蕾も一杯あったが撮りそこなった)
 みなさん「見られてよかった、縁起が良い」と喜んでいた。福寿草にも、明るい声にも、元気をもらって帰って来た。
 2022年11月25日(金)晴れ
   16:30過ぎ、ドアを開けたら、目の前に長い雲が。横に伸びるのは飛行機雲か?縦に延びるのは?  
 2022年11月8日(火)晴れ 皆既月食                                                       (9月から順次咲いた百日草) 
  外は冷えるので、出るのも億劫。高い建物の影で見えないだろうな、と思いつつ、東のサッシを開けたら、正面はるか上空に「赤い月」が見えた。
 地球が月を隠し、月が惑星を隠す「皆既月食と惑星食」が同時に起こったのは、442年ぶりとか。今回、月に隠れたのは天王星で、前回は土星だったそう。322年後には、再び土星が隠れるという。
 
 2022年9月19日(月)東京は晴れ・時折強い雨(台風14号九州上陸)/ロンドンは晴れ
    今月8日にバルモラル城で亡くなったエリザベスⅡ世英女王の国葬の日。
吾輩君のご主人は、ロンドン留学中にヴィクトリア女王の葬列に遭遇したそうだが、おいらは主人と共に、テレビの生中継で「ウェストミンスター宮殿出発―ウェストミンスター寺院で国葬―ウィンザー城の礼拝堂へ出発」を見守った。行列ではイギリスの伝統の重みを感じ、国葬では若き日の女王の姿とその威厳が、空気の中に漂っているのが感じられた。まるで即位後の女王自身が皆と対面しているように。英国民ばかりでなく、世界中の殆どの人がエリザベス女王以外の治世を知らず、寂しさに包まれただろう。
 21歳で国に生涯を捧げる決意をし、25歳で戴冠、96歳で亡くなる2日前には新首相の任命という公務をこなされるなど、その70年にわたる威厳と慈愛に満ち、ユーモアにあふれた治世は唯一無二。最愛のフィリップ殿下と共に安らかに眠られることをお祈り申し上げます。
 女王の棺掛けに染められた紋章は、エディンバラでは「スコットランド2・イングランド1・アイルランド1」、ロンドンでは「イングランド2・スコットランド1・アイルランド1」というように、統治の地に合わせられたものとなっていたそうだ。英国だけではない統治にも思いが馳せられる。
 主人が女王の面影を偲ぼうと、父親の持っていたコインを取り出した。上は英国の2ペンス、下は香港の1ドル。主人はロンドン、イギリス統治下の香港、中国返還から間もない香港へ旅している。
 2022年5月17日(火)曇り・にわか雨
  ミニバラが着けた種を植えてから、赤紫の小さな葉が二、三枚出た状態のまま、1年ほど経ったろうか。
今年はその赤紫の葉が落ちて、急成長して花が咲いた。 
 2022年5月10日(火)晴れ  キショウブ・アヤメ・ダイコン・バラ4種・シャクヤク   梅雨に似た気象状況の貴重な晴れ間に、コロナに縁遠いと思える3箇所をテクテクと歩く。
 
2022年4月11日(月)晴れ  ハナミズキ・チューリップ・シャゲ ここのところ、4月下旬から5月の陽気。
   きのう、ロッテの佐々木朗希投手(20歳)が、19三振・最年少完全試合を成し遂げ、記録を塗り替えた。コツコツと鍛え上げた速度と球筋もすごいが、ビックリしたのは捕手の年齢。持ち前のおおらかさで投手の緊張をほぐし、巧みにリードした松川虎生捕手は、何と18歳!「気負いなし」の若者の堅実な勝利。おめでとうございます。
 2022年3月30日(水)晴れ
   桜とツツジが同時に開花。
枝垂れ桜にモクレン2種。
季節は...。 
2022年3月21日(月・祝)春分の日 やや曇りがちな晴れ
 行き当たりばったりのウォーキング。本来目指すはずの場所から外れて、赤塚公園という立札のある丘の上に出た。そこでカップルのようなスイセン発見。そこから長~い階段を下りて右に曲がると、赤塚植物園があったので這入ってみた。植物園を出ると左に、「東京大仏」と書かれた徳川家ゆかりのお寺がある。仏像の良さを解しない猫ではあるが、名所らしいので立ち寄ったが、黒い大仏様でちょっとびっくり。迷子にならないように来た道を引き返した。

スイセン→マルバフジバカマ(赤いガクと白いガクのもの)→ヤブミョウガ→みつまたー万葉では「さきくさ(三枝)」と云い、柿本人麻呂の和歌が添えてあった→赤いボケ・白いボケ→夏ミカン。
 
 2022年3月4日(金)晴れ 邪気を払うという桃の花発見。猫なりに平和を願う。
 
 2022年3月13日(日)晴れ   ここのところ20℃前後で4月並みの陽気
  花言葉

桜は「精神的な美」

白木蓮は「高潔な心」 
2022年3月2日(水)晴れ
   きょうもぽかぽか陽気なので、運動不足解消のために歩いた。きのうは紅梅を見つけたが、今日は白梅を見つけた。畑に沿って植えられた菜の花が満開。花キャベツが、デコレーションケーキを彷彿させた。
2021年4月2日(金)晴れ 葉桜
   外での飲食が増えると感染拡大、ということは無症状感染者が結構いるということになる。黙飲食しかあるまい。満開時寂しげに見えて撮影スルーした桜だが、きょうは少し頼もしく見えた。
 2022年3月1日(火)晴れ 
    各所で梅の便りが聞かれる昨今、きょうは気温が16~17℃まで上がったせいか、心地よい風の中に一段と香りが広がった。花言葉は「清らかな美しさ」だそうな。
 人間の「良心」も、清らかで美しいはず。梅に倣って良心の花も咲いて、一日も一刻も早く、ウクライナに平和が戻りますように。
 2021年 3月15日(月)晴れ     1都3県の緊急事態宣言について思う事
  4都県の緊急事態宣言は、1月8日に1か月の予定で発せられ、2月8日に1か月延長されたわけだが、延長後に人出が増えているという。猫ながらこんな風に思う。「100m全力疾走してください」と言われ、必死に走って99mまできたらゴールテープを100m先に移動させられ、「追加で100m走って下さい」と言われた。力が抜けるのも無理もない。距離に合わせてペース配分ができるのであるから、追加の100mを同じペースで走れるとは限らない。ましてや変動性ゴールとあっては、より走りに迷いが生じる。また横並び時短営業は、設備を整えて感染対策のきちんと出来ている店や施設には気の毒に思う。縦横だけでなく、斜めからも眺めてみたらどうだろう。『吾輩は猫である』で吾輩君が言っている。「人間の目は、平面の上に二つ並んでいるので、左右を同時に見られないから、事物の半分しか視野に入らないのは気の毒である」そういえば「俯瞰」という言葉をどこかで耳にしたような...。
 猫は鼻がよいので香水は苦手だが、強い香りを振りまいていてもヒアシンスの開花は、春を感じて喜ばしい。
 2021年1月8日(金)晴れ
    昨日、関東1都3県に緊急事態宣言が出た。おいらも人間に倣って、昨年末と正月3が日の外出は控えていたが、こもりっ放しは筋力低下の元である。そこでCOVID-19を正しく恐れながら、人出の少ない真昼間を択んで、ようやく初詣に出かけた。おいらのルーツは神田須田町。というわけで行先は神田明神。写真「神社声援」は神社エール(ジンジャエール)と読む。神社にエールを送る・神社がエールを送る・すりおろし生姜炭酸飲料とは、画期的なネーミングで、味も名前負けしない逸品。
 例によって、帰りには湯島聖堂へ寄る。そこで人間は3人しか見かけなかったが、ふと椿の木が目に留まった。蕾がいっぱい。天に向かって何とのびやかなんだろう。医療関係者のように休みたくても仕事を休めない人。飲食店関係者など休みたくないのに休業時間を増やさなければならない人。自粛生活を送る人。一人一人が寒さに耐える蕾のようだ。すべての花が開くために、全国ワンチームで冬を乗り切らなければならない。
2021年1月1日(金・祝)晴れ
 
花言葉:夢が叶う
 例年、中継放送を楽しみにしている ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート。
今年は、COVID-19の影響で異例の無観客開催となり、第一部・第二部の終わりに、事前登録した人々がオンラインで拍手を送った。
指揮者は、リッカルド・ムーティ氏。今年ウィーンフィルとの共演50周年・80歳を迎えることへの祝意を込める。氏の母国イタリアと、オーストリアとの融合を念頭に、第一部・第二部ともスッペの曲で始まり、世相に応じたようなポルカ・シュネル「憂いも無く」(ヨーゼフ・シュトラウス)の他、イタリアに関連した曲もあった。毎年のことながら「美しく青きドナウ」「ラデツキー行進曲」を聴いて、新年の気分に浸れる。様々な検証・努力を重ね、演奏会が実現されたことに感謝したい。
 2020年6月30日(火)曇りのち雨                ペンタス&カクタスミニ(9月)   2020年12月9日(水)曇りがちな晴れ
 外出自粛は解除されても、油断はできない状況が続いている。また地震・豪雨も心配だ。そんなわけで最近は遠出はご無沙汰。外へ出ても必要最低限のことを最短時間で済ませて帰ってくる。寄り道はしない。
 最近の癒しは、朝6時前後にやってくるヒヨドリ君と爽やかな朝の空気だ。
       COVID19は収束へ向かうと思いきや、より拡大したので、外出は近隣に限る。そして気温は暖‐暖‐寒・暖‐暖‐寒を繰り返し、ようやく冬めいてくるらしい。そんな中、毎朝挨拶を交わす木を見て気が付いた。11月中旬に半分ほど紅葉したと思ったら、それから完全に緑色に戻り、また紅葉している。葉っぱも気温に合わせて、秋物と冬物を着替えるらしい。洋服ばかりではない。この木は、夏に葉先を赤くしたり、秋の初めに坊主になったり、ヘアアレンジもする。
 2020年4月10日(金)晴れ
    必要至急の用事があり、数キロ先へ出かけた。街で目にした光景は、マスクを求めて朝8時の薬局前に間隔を空けずに連なる人々。すでに満開のつつじ。降り注ぐ光の中、3~4人の高齢者しか歩いていない広大な公園。不要不急の外出自粛とはいえ、頭と身体と目の健康のためには太陽の光は不可欠。なんと、今年はベランダのプランターの中で、ミニバラが新しい枝を出した。人間も自粛しつつ工夫して太陽の光を取り入れ、ガンバレ!     5月6日には蕾が19個  
5月7日(木)晴れ
何気なく空を見上げると美しい月。
Vaga luna.
 5月17日(日)晴れ     咲いた!
2020年1月3日(金・祝)晴れ  キューピースペシャル サントリーホール ニューイヤー・コンサート2020  ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団
   指揮者は、以前にも聴いたことのあるオーラ・ルードナー氏。ソプラノ:シピーウェ・マッケンジーさん、テノール:ミロスラフ・ドヴォルスキーさん。バレエはお馴染みSVOウィーン。今回はルードナー氏のヴァイオリン演奏が3曲(うち1曲はアンコールでレハールの曲)あって嬉しかったが、とりわけシュトルツのオペレッタからの「あなたのヴァイオリンで弾いてよ」でのシピーウェさんとの共演は素晴らしかった。またハチャトゥリアン『仮面舞踏会』より「ワルツ」「ギャロップ」、ドヴォルザーク(チェコ語の発音はドゥヴォㇽジャーク)『スラヴ舞曲集』第2集第9番の選曲も嬉しかった。
ヨハンシュトラウスⅠ世:幻想曲『エルンストの思い出、またはヴェネツィアのカーニヴァル』での、楽器ごとの高等技術の披露も楽しかった。スッペを含め、今回の選曲は大いに楽しめた。
 2019年12月1日(日)晴れ  Bunkamura ザ・ミュージアム
  「 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」へ行った。
ヤネック、ルーベンス、ブリューゲル、クラーナハ...と、肖像画から始まる絵画の数々。
景徳鎮窯・有田窯・ウィーン窯の各々絵柄の違う磁器の数々。
侯爵家のためにモーツァルトが作曲した「セレナ―ド第12番」
 貴族の目覚めは、チョコレートドリンクから始まる。
2019年12月18日(水)晴れ   国立西洋美術館
    ローマ王としてのマクシミリアンⅠ世から始まり、ルドルフⅡ世、フランツ・ヨーゼフⅠ世と続いたハプスブルク家珠玉のコレクション。一口にハプスブルク家といっても、政略結婚により各国へ権力を拡大したので、本家・オーストリア家・スペイン家...一時はナポレオンも一族だった600年の歴史は奥深い。各皇帝、女帝マリア・テレジアと娘のマリー・アントワネット、シシィの愛称で知られる皇妃エリーザベト、幼少の皇女マルガリータ...他、ベラスケス、ルーベンス、ティツィアーノ、デューラー等による肖像画の数々。工芸・甲冑の展示もあり。
 ところで、クロワッサンと言えば、フランスのパンだと思われているが、実はマリー・アントワネットがフランスに持ち込んだものだということだ。「外国人」という非難を受けた半面、彼女はフランスに様々な文化をもたらした。
 
2019年11月24日(日)雨のち曇り  読売日本交響楽団 第222回日曜マチネーシリーズ(東京芸術劇場)  指揮:トマーシュ・ネトピル氏/ピアノ:アレクサンドル・タロー氏
 滅多に食指を動かさないおいらだが、第222回(第ニャンニャンニャン回)案内のヤナーチェク「シンフォニエッタ」の文字にちょっと動かされた。しかしこの曲は最初と最後のファンファーレでトランペットの演奏がある。大丈夫かぁ~?というのは、以前トランペットの演奏で気分が悪くなったことがある。(どうもトランペットの低い音がダメらしい) でも、前半が大好きなモーツァルトなので、それに後押しされて行くことにした。プログラムはモーツァルトの歌劇〈ドン・ジョヴァンニ〉序曲・交響曲第38番〈プラハ〉—このプラハで初演された2曲に憧れたプーランクの「ピアノ協奏曲」—プラハ初演という共通点を持つヤナーチェクの「シンフォニエッタ」という、プラハという土地に因んだ組み合わせ。モーツァルトの曲では指揮者の手に視線が吸い寄せられ、ピアノの音、そして全般的にはソロ・ヴィオラの音に耳がそばだつ。「シンフォニエッタ」の第5楽章のフィナーレは、曲想のお蔭か、トランペットの音を含めて良かった。
 この4曲を聴いてふと考えた。モーツァルトの曲は、なぜ琴線に触れるのだろう。そして思った。楽器のハーモニー(楽器の音色の組み合わせのバランス=融合と単独のバランス)が良いのだ、と。
 2019年6月30日(日)雨&曇り  東京都庭園美術館(港区白金)
   「キスリング展 エコール・ド・パリの夢」へ行ってきた。最小限の印影表現により生み出された立体感と、最小限の線によって描かれた人物の肌の美しさが目を引く。「花」の画(特にバック)は、鮮烈な色彩―中間色的―ソフトな透明感―と、年代ごとに変化していくが、どれも良い。果物、風景、それぞれの表現が秀逸。展示バランスが良く身応え十分。
 本館内(旧・朝香宮邸)の香水塔・書斎、庭園内の茶室は内部まで撮影O.K.
 晴れ男のおいらは、庭園内散策も満喫した。
 2019年9月29日(日)晴れ   東京ステーションギャラリー
  「没後90年記念 岸田劉生展」へ行ってきた。(会期は10/20まで)
愛娘を描いた「麗子像」や「道路と土手と塀(切通之写生)」は、学校の教科書でもお馴染みだろうが、風景画・静物画・人物画など、これほどまとめて観られる機会は滅多にないだろう。特に自画像と麗子像が多い。
 タッチは徐々に滑らかに変化していくが、初期作品のタッチから感じることは「存在」ということ。風景も人間も「確かな存在性」を感じさせる。特に確たる意志ある視線を持つ目が特徴的な人物画の「居る」「在る」という感覚は、人間という「存在そのもの」を愛おしく思わせ、画の中には「生きている人」がいる。ジヮ~、猫の目にも涙。晩年に向かう作品では、麗子像は不思議な微笑みを穏やかに浮かべているが、静物画の中にも、ほのかな笑みのような「生」「在」の主張が見られる。
2019年5月18日(土)曇り  東大~メルパルクホール
 東京大学ベルカント研究ゼミナール五月祭演奏会。やはり石川洋行氏のピアノ演奏は心に残る。前半数曲を聴いて、T&Kシンガーズのコンサートへ直行。
 T&Kを指揮する深澤茂行氏は(株)ミュージッククリエーションの創始者で、外国映画・DVDの日本語版音楽演出家である。今年は氏が手掛けたディズニーの世界。質の高いグループであるが、今回はいつもと違い、ミュージカル仕立ての演出だった。新鮮でよかった。(写真は東大農学部の敷地にある上野博士とハチ公の像) 
2019年6月21日(金)曇り時々雨  国立西洋美術館(上野) 
 「西洋画家の作品を見たこともなく西洋画を描いている 日本の画家に本物の西洋画を見せたい」そんな思いを胸に、川崎造船所の社長だった松方幸次郎氏が収集した美術品の数々。モネ、マネ、ルノワール、ロセッティ、シャバンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ムンク...著名な画家の作品の中でも、モネの「睡蓮」は、本人から直接買い付けたもので、「いつでも立ち寄りなさい」と言われるほどの信頼関係を築いた。友好を深めた画家ブラングィンは、松方氏の収集アドヴァイザーでもある。左の画は彼の作品。国立西洋美術館は、戦争の影響でフランス国外持ち出し禁止となっていた松方コレクションを持ち出す条件として建てられた。
 2019年5月3日(金・憲法記念日)晴れ    早稲田にある「漱石山房記念館」特別展<漱石と鈴木三重吉>を観に行った後、東大構内で一休み。
  左上:4/29に撮影した上野のキモッコウバラ(黄木香薔薇) 

東大の三四郎池とそこで泳ぐ亀。陽に映えて美しかった木、構内の噴水。
(吾輩は猫である。なのに池岸に集まる黒や金色、錦の鯉に目もくれず、亀ばかり見ている)
 2019年4月29日(月・昭和の日)晴れ  根津から上野へ
   根津神社へつつじを見に行ったら大勢の人が...。近くの根津教会もバザーで開放。花も満開で、大賑わいだった。
 あまりに人が多いので、帰ろうかなと思いつつ、まだ正午なので上野へ行こうと思い立つ。そうだ、ル・コルビュジエ展へ行こう!と国立西洋美術館へ。模型は撮影O.K. 写真左上はル・コルビュジエ(本名:シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ)が20代の頃、第一次世界大戦からの復興のために考えた住宅構法システム。油彩画を描く中で、モデルになった日用品の無駄のない実用的なフォルムと多角的な空間。そこに絵画などの芸術作品を組み合わせることによって、快適な住まいが作られた。
 
 2019年3月31日(日)花曇り
 「文京さくらまつり」(4月7日まで。夜はライトアップあり)を開催している、小石川の播磨坂(東京メトロ丸の内線「茗荷谷」駅下車。春日通りを「後楽園」方向へ歩く)へ行ってみた。屋台が出てぎわっていたが、きょうのおいらは谷中銀座で是非とも食べてみたいものがある。というわけで「本郷三丁目」まで猫運賃でメトロに乗って、そこから歩き出した。東大農学部前で白い桜が目に留まる。帰りは団子坂を上ってみたくなり、本郷通りへ出て左へ折れると白い椿を発見。人間はこの時季ピンクを愛でるが、おいらは白に心惹かれる。
  左から3枚までは播磨坂の桜。
4枚目は言問通り、東大農学部の白い桜。
一番右は本郷通りの白い椿。
 2019年3月24日(日)晴れ
 天気が良いので、例によって本郷通りから言問通りへ下っていくと、途中で旗を掲げたウォーキング集団に遭遇。列が途切れたと思ったら、まだいくつもの塊が...200人位いたので唖然としているうちに不忍通りに着いたので左折、千駄木駅前を右折して岡倉天心記念公園へ。そのあとは東大構内で一休み。
  御堂の硝子戸を覗くと天心の金ぴか銅像があった。

園内の桜はまだ蕾。公園入口の桜は咲いていた。

色とりどりのパンジーを植えた花壇の雰囲気は、モネの画を彷彿させた。
  東大構内には様々な植物がある。

ウエスト像の近くの枝垂れ桜は満開で、木の下では家族連れがお花見をしていた。

写真の桜は、正門を入って左側にある古市公威像の隣の木。
2019年2月24日(日)晴れ
 朝、「朝倉彫塑館へ行こう」と急に思い立ち、出かけたところ「入場無料」の掲示が...。天皇陛下在位30年式典日の「本日のみ」ということだった。(朝倉文夫氏は大の猫好き。猫の作品も多い。また巨大なブロンズ像は圧巻。自然光を取り入れたアトリエをはじめ建物全体が芸術)
本日の歩行ルートは、本郷三丁目~本郷通り~言問通り―[根津神社]―千駄木~少し遠回りをして「よみせ通り」を抜けて西日暮里駅前―[朝倉彫塑館]―谷中銀座を抜けて~千駄木~根津―「横山大観記念館」―[湯島天神]~本郷三丁目。
 朝倉彫塑館から谷中銀座を下った所の案内板の前で「街中ガイドさん」と「これから朝倉彫塑館へ行こうと思っているという若い二人のお嬢さん」に遭遇。「良かったですよ。是非ご覧になって下さい(しかも本日無料)」と奨めた。「これから湯島天神へ行こうと思っている」というおいらに、お嬢さん方がスマホで「湯島梅まつり」情報を検索して教えてくれた。ダイエット話で盛り上がったガイドさんは「歩き過ぎだからメトロに乗ったら」と勧めてくれたが、猫としては歩く。途中でふと右を向くと「横山大観記念館」が。ふら~っと入る。ちょうど本日最後のガイドが始まったばかり。今日2つ目のラッキー。下描きを一切しなかったという大観は、同一の場所を何枚も描いた中から選んで発表したが、ここにあるのは、本人が「捨てろ」と言った中の一番良い画だそうで、そのため落款はないが、それでも(特に)神聖視した「富士」は圧巻だ。余白に観る者の感性を促がすように「不完全」を旨としたそうだが、「心で描く」というところは、西洋の印象派のようだ。
 朝倉氏も横山氏も「庭の作り方にこだわった」というところが共通していて興味深かった。 

根津神社の亀(ポーズに注目)     朝倉彫塑館~屋上の彫刻拡大(建物も朝倉文夫氏の設計)       湯島天神の紅白の梅~白梅

2019年 2月11日(月・祝)建国記念日 曇り   新北斎展 HOKUSAI UPDATED (森アーツセンターギャラリー)
 「号」を変え、住居を変え、流派を超え、洋の東西を問わず、流行を取り入れ、あらゆるものを吸収して進化し続けるとともに、その技法を後世へつなげるために絵手本を残した葛飾北斎。
 西洋の遠近法を取り入れ、油絵も描いたという。「鐘」の画では、綿密な設計図のような下絵も残している。また「北斎漫画」は欧州の画家たちや工芸家に影響を与えた。
(左)「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」
波頭の表現にこだわり、当時珍しかったプルシャンブル―を用いた。
(右)平面に画を描き、組み立てたもの。(撮影用、現物はケースの中に展示) 角度、方向など、綿密な計算なしには作れない。
 2019年1月3日(木)晴れ   キューピー100周年スペシャル サントリーホール ニューイヤー・コンサート2019 ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団
指揮:アレクサンダー・ジョエル/ソプラノ:アナ・マリア・ラビン/テノール:トーマス・ブロンデル (敬称略)
バレエ:アンサンブルSVOウィーン

 プログラムを開き、最初の曲「スッペ:オペレッタ『美しきガラテイア』序曲」を目にした途端、何となくいつもと違う雰囲気を感じた。
今年は「日本オーストリア友好150周年」「キューピー創業100周年」ということで、ダブルでめでたい記念コンサート。そこでキューピーが、ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団のオーボエ奏者であり、料理も名人級と言われるヨーゼフ・ベドナリク氏に依頼した記念曲も披露された。
 2018年10月21日(日)晴れ   新宿区立漱石山房記念館
   亡友・吾輩君とご主人の終焉の地に開館した記念館へ行ってきた。温かみのある木調の床と、クールなコンクリート打ちっぱなしの通路壁のバランスがよく、落ち着ける空間だった。展示の仕方も見やすい。展示室入り口には「出来るだけ忠実に再現した」という漱石の書斎があった。(発光禁止で撮影O.K.右から2枚目の写真)実物展示品以外はVIDEOで紹介。地下の図書室では夏目漱石関連図書・資料、1階のブックカフェでは漱石著作本などが読める。
←チラシから転載したアクセス。講演会などのイヴェントもあるので、ご興味のある方はHPで検索してはいかが。
 2018年9月16日(日)晴れ  「没後50年 藤田嗣治展」 東京都美術館(上野)で10月8日(日・祝)まで
    西洋画の模倣を脱し得なかった日本の美術界の学び方を超えて、単身パリに渡った藤田嗣治は、芸術家として「日本人」という枠を超えながら、浮世絵の手法を活かした「乳白色の肌」と繊細な「墨の線」という、「日本」特有の美を含んだ独自の手法で、パリで一世を風靡した。しかしその一つの成功に留まることなく、西洋の手法・表現法も体得し、常に自分の可能性を追求し続けた。
 大戦後の日本で、戦争画を描いた全ての画家たちの責任を一身に負わされ、日本を離れ、フランス国籍を取得し、キリスト教の洗礼を受け、藤田嗣治からレオナール・フジタへ。祖国日本に受け入れられなかった彼の魂が住む場所は、絵画を中心とした彼の芸術の中だった。そして、私たちはその場所で彼に会うことができる。
 
2018年5月27日(日)晴れ 旧乃木邸

         旧乃木邸               玄関              愛馬用井戸            マッカーサーのハナミズキ    元乃木家菜園
 9月13日(命日)のみの公開だった旧乃木邸が、5月26,27両日公開された。乃木希典陸軍大将の生誕地は今の六本木ヒルズ界隈。この旧乃木邸は、赤坂(千代田線「乃木坂駅」1番出口すぐ)にあり、乃木神社・乃木公園と隣接している。ここは夫妻が自刃した家であり、その室と、その時の軍服も見学した。この家はドイツに留学した乃木大将が、その時知ったフランス風の建築を参考にデザインしたそうで、正面玄関から応接室などは靴を履いたまま上がれる洋風建築となっており、洋式トイレもある。また応接室には、日露戦争の敵将ステッセル将軍の座った椅子も(白布で覆われているが)残っている。旅順開城の勇断を称え「ステッセル将軍に剣の付帯を許した」話は諸国に伝わり、そのためマッカーサー元帥は、この邸宅を攻撃しなかったばかりか、庭にアメリカハナミズキを植樹した。乃木大将は、平和になったら農業をして暮らしたいと考えていたそうで、庭には菜園もある。
 剣の付帯を許した御礼に贈られた馬が「壽號(すごう)」、副馬は「璞号(あらたまごう)」その名前を残した馬小屋がある。馬をこよなく愛した乃木大将は、別れの日の朝、馬たちにカステラを与えたという。
【この邸は、上階の床板が、そのまま下の階の天井である。それを格子状に組まれた梁が支えている。自刃当日、女中は暇を出されていたが、一人残った女中と、姉が階下に居た。上階の物音にすぐに気付いた姉が、第一発見者となった。】
 2018年5月19日(土)雨のち曇り T&K SINGERS concert(メルパルクホール)
   毎年楽しみなレヴェルの高いコーラス。今年は7ヶ月早いクリスマス・ソング。お祭り気分の後押しのない時期だけに、歌自体の魅力が映える。演出もよかった。
 5月25日(金)、慶應MCC「夕学五十講」の、秋山仁教授(東京理科大学・理数教育研究センター長)の講座を受けた。5月27日は、乃木坂へ行った後で、飯田橋の東京理科大学近代科学資料館の地階にある「数学体験館」へ行った。小学校4年以上を目安にした「数学マジック」は大人でも楽しめる。
 2018年5月4日(金・祝)曇り 昭和館(九段下)

 特別企画展「希望を追いかけて~フロリダ州立大学所蔵写真展」で、GHQ天然資源局野生動物課長として 戦後日本に滞在した鳥類学者、オリバー・L・オースティン Jr.が撮影した「戦後間もない東京の人々の暮らしと街並み」の写真を鑑賞した。またニュースシアターでは、(当時の)日比谷図書館の「本の疎開」のフィルム(102分)を観た。
 昭和20年3月10日の東京大空襲で、浅草周辺地域の図書館は焼失した。難を逃れた日比谷図書館では、館長指揮のもと、4月18日に40万冊を今のあきる野市、埼玉県志木市の民家の土蔵へ避難させたという。(古書店や個人蔵の貴重本も同時避難。日比谷図書館は5月25日に焼失。東京空襲焼失本は44万超)終戦直後、助かった本のうち10万冊はGHQが持ち去ったが、残る本は都立中央図書館で今も大事に保管・修復されているそうだ。[因みに、夏目漱石の蔵書は、弟子の小宮豊隆が、当時館長を務めていた東北大学附属図書館へ避難させて無事]
 また子供たちに本を読ませたいと、全国に絵本寄贈を呼びかけ、願いをかなえた福島県飯館村。その後の東日本大震災で本が被災したが、今は消毒されて活用されているという。そして被災地ではマクロバスの移動図書館に人が訪れる。
 古代より護られて求められてきた本。「本」は知識を与えてくれるばかりでなく、夢や癒し、時には救いも与えてくれる大事なパートナーのようだ。装丁の色やデザイン、古くは紙質の違い、筆文字・ペン文字の筆跡、インクの色や墨の濃淡...それらは時代の特徴や個々人の思い入れを表す貴重な資料・財産でもある。電子図書にはそれがない。
 2018年4月29日(日・祝)晴れ 本郷三丁目駅→根津神社→東大
 
根津神社の亀(親子かな?) 東大の外壁と本郷通りの並木   安田講堂           三四郎池    
 教師時代の夏目漱石が、根津神社の裏手の住居から東大へ通っていたことを思い浮かべながら、大好きな本郷通りを歩いて、言問通りを右に折れた。根津神社は「つつじ祭り」期間だが、おいらは亀に目が行く。同じ道を引き返し、東大構内をぶらり。今は整備されて道路からすぐ見える三四郎池だが、行くたびに「背丈ほどある草ぼうぼうの中をマムシに注意しながら池を探し当てた」昔を思い出す。
 2018年3月25日(日)快晴 花見日和 
 
  神田川と桜と電車      桜にインコ     新宿ビル前の白い桜(木肌も白い)  中野側から見た神田川(畳みたい)
  高田馬場駅から小滝橋まで歩き、神田川の新宿区側を新宿高層ビル近辺まで、満開の桜を眺めながら歩いた。帰りは神田川の中野区側を歩いて桜やコブシ、小さな花々を眺め、高田馬場駅までの道すがら、街灯に設置された手塚治虫氏の漫画の主人公たち(リボンの騎士・ジャングル大帝・鉄腕アトム・ブラックジャック・三つ目がとおる)を見上げながら歩いた。
 2018年3月23日(金)曇り パリ凱旋・傘寿記念「与 勇輝展」
  節句人形やアンドロイドが嫌いな猫も、与勇輝さんの作るおじさんやおばさん、子供たちとは遊びたくなる。何故って、話しかければ返事をしてくれそうで、親しみを感じるから。人間の自然でやさしい気持ちや、気取りのない感情が表情から伝わってきて、見ている方も、同じ空間を共有している心持になる。特に心を動かすのは、音楽と同様に、哀愁から発する郷愁だろうな。「人形に人格ができる」それって個性だよね。一人ひとり、それぞれ違う。「人間が文明と引き換えに封印してしまったもの―そして無意識のうちに渇望するもの」それがこの芸術の世界にある。

松屋銀座8階イベントスクエアで4月10日まで。

 おいらは慣れた場所で、不思議と道に迷って同じ所をぐるぐる歩いてしまうときがある。きょうもそうだった。けれどそのお蔭で、会場で与勇輝さんにお目にかかることが出来た。もし順当に会場に着いていたら、20分の差でお目にかかれなかった。
 展覧会図録は殆ど買わないが、右の図録はとても素敵だと思う。
 2018年3月11日(日)晴れ 
   本郷三丁目から歩いて上野公園へ行った。桜、沈丁花、椿が咲いていた。(不忍池では鳥さんからカメラ目線頂戴)

 国立西洋美術館に立ち寄って、「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」を鑑賞。
ベラスケスの作品が一度に7点来日したのは初めてらしいが、他にもエル・グレコ、ティツィアーノ、ルーベンス、ブリューゲル、ヴァン・ダイクと密度の濃い展覧会。

←ベラスケス「狩猟服姿のフェリペ4世」には、足の位置を描き直した跡がうっすらと見える。

 きょうは歩きながら東日本大震災のことを考えた。2011年3月11日14:46、埼玉で地震に遭い、道路の信号も電車も完全ストップ。4時間半歩いて東京の自宅へ戻った。埼玉でさえ、驚愕の出来事だった。
 復興の道程はまだ遠いのに、自治体の支援は打ち切られる。国内外から集まった莫大な寄付は一体どのように使われたのだろうか?そしてこれから必要なものは何か?
 2018年3月9日(金)雨のち曇り 至上の印象派展~ビュールレ・コレクション(国立新美術館)
個人コレクションのため、初来日も数点あり。

←左は美術館がメインで紹介している
セザンヌ「赤いチョッキの少年」
ルノワール「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」

→右は乱治郎が気に入った作品
マネ「ベルヴュの庭の隅」は空気の動きや気温が感じられる。カナール「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂、ヴェネツァ」は詳細な描写と空の広さが爽快。ゴッホが亡くなる少し前に描いた「花咲くマロニエの枝」には純粋さを感じる。
2018年2月4日(日)立春 晴れ イタリア文化会館
 
ダンス音楽CD「GLORIA ET MALUM」はアマゾンで購入することが出来ます。
 ワークショップ 15世紀イタリアの宮廷舞踊 Workshop di Danza Italiana del Quattrocento
【イタリアン・中世ルネサンス・ダンスカンパニー「ベルレグアルド」(Compagnia Belreguardo)】

 このカンパニーを1993年に結成したChieko Ono氏が、15世紀の宮廷舞踊教師が残した文献をひも解いて研究したダンス・ステップを教えてくれた。裾の流れなどの衣服の動きも計算された優雅なステップは、人間の自然な動きにも沿っている。また男性リードのステップと、女性リードのステップがあり、「男女平等」である。このように、踊りのステップには意味がある。そういう知識を学びながら踊りを体現できて、とても楽しかった。「舞踊」に内在する「精神の純粋性・科学性・芸術性」を感じ取ることは、イタリアの文化・歴史を知るステップとなる。
 同内容のワークショップは、2018年5月中旬、イタリアのペルージャで開催されるとのこと。
詳細やその他の情報は、ベルレグアルドのホームページ(www.belreguardo.it)でご確認ください。このカンパニーは、アッシジを拠点に、イタリア内外で公演を行っています。(CDジャケット・アドレスは、許可を得て掲載しています)
 2017年12月15日(金)晴れ 日比谷公園


ドイツ風クリスマスのグッズや屋台(ソーセージやビール、ワインなど)
他にはフランスのワインやキッシュ、カラフルなマトリョーシカ...。
コンサートもあり、和やかな温かさに包まれた。(16:30~17:00の写真)
2018年1月3日(祝・水) 晴れ 寒風 (サントリーホール)
 
キューピースペシャル ニューイヤー・コンサート2018 ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団
今年のプログラムは、イタリアの影響を受けたウィーンの楽曲が中心。指揮者で作曲家のグイド・マンクージ氏はナポリ生まれで、初来日から40年目を迎えたとのこと。ソプラノのアドリアーナ・クチェローワさんは初来日。テノールのメルツァード・モンタゼーリさんは、6度目の登場。舞踏はバレエ・アンサンブルSVOウィーン。白鳥のような乙女が3人、い、いや一人は男性!この方の手足のしなやかな動きが見事だった。
 2017年11月26日(日)晴れ  ポカポカ陽気で「紅葉・黄葉狩り」
   電車の路線と駅名が違うと大分遠く感じるが、後楽園・春日・お茶の水・湯島・上野・根津など、実は思いのほか近い。
きょうは丸の内線「お茶の水」駅から本郷通りをまっすぐ歩いて「本郷三丁目」を通り越し、本郷七丁目の東京大学へ。並木道の銀杏はかなり大きくなって、正面の安田講堂はもう見えない。
三四郎池を一回りして「本郷三丁目」の角へ戻り、春日通りをまっすぐ歩いて―湯島ー御徒町(買い物)―本郷三丁目―帰宅。

写真は左から、建築家ジョサイヤ・コンドル像―三四郎池―三四郎池の鴨。(鴨は3羽いて、鯉は数匹いた)
 2017年11月19日(日)晴れ 安藤忠雄展―挑戦―(国立新美術館)
    「光の教会」の十字の空間には、信者の「寒い」という意見で、実際にはガラスがはめ込まれているが、安藤忠雄氏はガラスをはめたくなかった。そこで本展覧会で、当初の思い通りのガラスなしの教会を原寸大で再現。ガラスがないことによって中央部分に光の拡散が起こり、背後にもう一つクロスが現れ、ダブルクロスとなる。

 乃木坂から明治神宮外苑まで歩いた。絵画館前の木々は見事に黄葉。イチョウ祭りもにぎわっていた。さらにその先には、赤・黄・緑のコントラストの美しい一本の木があった。
  
2017年11月11日(土)曇り 黎明期の学習院をめぐるウォークラリー(先生方お世話になりました)
    
神田錦町郵便局前     皇居内の紅葉      正面に東京駅を臨む(昔の御幸通り)   日比谷公園内(ほぼ明治期のまま)
 湯島聖堂から出発して、現在に至るまでの学習院跡地をめぐった。神田校地跡(神田錦町)―皇居内を抜けて―華族会館跡地付近(和田倉噴水公園)―千代田区立日比谷図書文化館―虎ノ門校地跡(工部大学校跡)約6㎞を思い思いに歩き、チェックポイントで学習院の先生方の解説を聞く。日比谷公園では図書文化館学芸員さんが、解説途中に江戸時代の陶器の破片を発見。公園内にはまだ昔の文化財が眠っている。(発見したら文化館にお届けください)
2017年11月3日(金・祝)晴れ 文化の日 だけれど Science 理化学研究所「科学講演会」
 「アドレナリン」や、夏目漱石も飲んだ「タカジアスターゼ」の発明者である高峰譲吉氏の「国民科学研究所」を母体に、1917年に渋沢栄一氏を中心に設立され、漱石の弟子の寺田寅彦も所属した理化学研究所は、誕生から100年。これからの100年に向かう3分野の講演があった。

 「新しいリンパ球の発見」(茂呂和世氏)・・・・・・・アレルギーと免疫の関係がよくわかった。
 「人工知能研究の現状とこれから」(杉山将氏)・・・・社会で活用されるAI。自然災害対策が出来ればよいが...。
 「数理科学による知の統合と展開」(初田哲男氏)・・・ミケランジェロの画が表す「宇宙と元素と人体」から、ガリレオ、ニュートン、アイン
                           シュタイン、重力波研究の現況など、実に面白かった。

 昔から言われていて、未だに解消されていないのが研究資金不足。それを発明の商品化など、独自の資金調達力で切り抜け、功績を上げている理研は稀有な存在だ。これからも科学界をリードするだろう。 (日本の「論文が少ない」という結果は、若者を育てる投資力不足だと思う)
2017年7月7日(金)晴れ 七夕
  夕方から、国立西洋美術館へ行ってきた。自然を師としたレオナルド・ダ・ヴィンチの影響を受けたジュゼッペ・アルチンボルド。
 植物・生物・物体を、それぞれ組み合わせて人間の顔を描いた草分け。左は花だけで構成されているが、膨大な種類が全て精密に描かれている。他、魚、鳥などの画も同様。
 絵の中に隠されたメッセージを探しに行ってみてはいかが?
9月24日まで。
    2017年9月3日(日)晴れ
  「NPO法人 漱石山房」が建立した漱石句碑の除幕式に伺った。
 「月明かりの中に、松三本の不揃いなシルエットが浮かんでいる」松山赴任当時、28歳の漱石が、生家の庭の松を詠んだ郷愁を含む絵画的な句。「硝子戸の中」(第23章)で、生家跡の前を通りかかったときの回想として取り上げられている。実家跡は下宿屋になっており、あの頃、自然のままに個性豊かに、のびのびと育っていた松は、文明の定型に沿って刈り込まれてしまった。
 2017年5月20日(土)晴れ  メルパルクホール
 指揮:深澤茂行、歌:T&K SINGERSと、回ごとに出演するバンドの実力はさることながら、今回は「ブラジル」をテーマの中心に据えて、今までとは一味違う構成。 ドラマー1人で5人分の演奏!?―5種類のリズムの使い分け実技&そのリズムの解説があった。また「WHAT A DIFFERENCE A DAY MADE」でのピアノとサックスは、聴かせる&見せる(魅せる)の圧巻だった。今回の演奏メンバーは下記の通り。
   ドラム:吉田和雄  ピアノ:遠藤律子  ベース:山根幸洋  
   キーボード:松下福寿  フルート&サックス:加塩人嗣
2017年5月4日(木・祝)晴れ 根津神社「つつじ祭り」は大賑わいでした。(5月5日まで)
 
2017年3月22日(水)晴れ 強風
ミュシャ展で、世界初公開された《スラヴ叙事詩》全20作は、まさに壮大!
壁面いっぱいの巨大な絵画に、民族の歴史が刻まれている。
2017年3月23日(木)曇り 強風
物理学者の素顔が垣間見える。アルミの弁当箱、世話になったなぁ。
 
2017年5月3日(水・祝)晴れ
松山バレエ団「ロミオとジュリエット」
(Bunkamuraオーチャードホール)
演出・振付:清水哲太郎
ジュリエット:森下洋子  ロミオ:刑部星矢
指揮:河合尚市 演奏:東京ニューフィルハーモニック管弦楽団
目では舞台装置と衣装と足の動きに魅了されつつ、心はストーリーに入っていった。つま先まで愛らしいジュリエットだった。
 2017年3月3日(金)晴れ ひな祭り 国立西洋美術館 シャセリオ―展(質の高い展覧会なのでおススメ。5/28まで)
 
テオドール・シャセリオ―《自画像》 (顔部分拡大)
 アングルに「絵画界のナポレオンになれる」と言わしめ、後にドラクロワに影響を受けた 19世紀フランス・ロマン主義の異才。37歳で早世するも、珠玉の作品を残した。気高い美女にモテまくった人。
 この自画像を見た途端、錦織圭氏(テニス選手)と松阪ゆうき氏(民謡歌手)を思い出した。
 帰りに上野公園内を歩いていると、桜の花が散ってくる。えぇ!もう?と思ったら、インコが花をついばんでいた。通行人は「ダメだよ~」と嘆息。
 2017年1月22日(日)晴れ
 最近、読みたい本がない、けれど何か読みたい、と昨年末にぶらりと入った書店で見つけた本。白洲次郎・白洲正子夫妻の生き方が好きで、展示は何度か見たが、ご当人が書いた本を読むのは初めて。第二次世界大戦敗戦時、GHQとの交渉に活躍した白洲次郎氏(1902~1985)の慧眼には目から鱗が落ちる思い。憲法改正・女性の皇位継承・男女同権・防衛・国家経済と、21世紀の今、判断を迫られている問題に、当時すでに気づいていて、未来の方向性を問いかけている。
 坂本龍馬にしても、夏目漱石にしても、現在から未来を予測し得た少数の人たちの慧眼に、同時代に同調できる人は限られていて、ほとんどの政治家を含めた大衆の思考力が追い付けないのは、残念ながら世の常。壁を取り払う方法とその先に待ち受けるものを想定する真に優れた政治家が反発を受けるのはそのためだ。多くの人は目の前の壁ばかり見つめている。目の前の利益ばかり見つめて未来の損失には思い至らない。
 日本人の特性をズバリ言い当て、物事の核心を突く視線が痛快。そしてそこから、どう動くべきかを考えさせられる。
2017年幕開け
 1月2日は仏滅のせいか、譲位問題で一般参賀に出かける人が多かったからか、神社は昨年よりも人出が少なかったように感じられた。そして約1時間早く開店したデパートの菓子売り場は10時前に超満員。年賀用か、福袋買占め客で大盛況。20個買っていた人もいたぞ。さらに1月3日のデパート総菜売り場は、完全に通常メニュー。何だか今年は正月っぽくない。コンサートも、完璧に正装して行ったのは今は昔。近年は普段着的スーツで気楽に楽しむ。

2017年1月3日(火・振休)晴れ
 キューピースペシャル ニューイヤーコンサート2017 ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団 ”美しき青きドナウ”
指揮&ヴァイオリンは、オーラ・ルードナー氏。ソプラノ:シピーウェ・マッケンジーさん、テノール:ミロスラフ・ドヴォルスキーさん。指揮は楽しく、ヴァイオリンは美しく、歌は圧巻。演奏も相変わらず素晴らしく、バレエも良かった。バレリーノ Keisuke NEJIMEさんに思わず注目。世界で活躍している日本人を見ると、猫ながら嬉しい。


カラヤン広場          サントリーホール ロビー 上方      ステージ             楽団のステッカー
 2016年10月9日(日)雨のち曇り 読売日本交響楽団 第192回 日曜マチネーシリーズ(東京芸術劇場)
 シューベルト交響曲第8番ハ長調D944〈グレイト〉目当てで行ったが、この演奏は素晴らしく、とても感動した。(ほかの演奏も良かった)
シルヴァン・カンブルラン氏の指揮は、心の底に幸福感がポコッと生まれ、それが徐々に大きく膨らんでいく感じだ。開放的幸福感を持ち帰った。
 2016年9月19日(月・祝)雨   東宝映画「シン・ゴジラ」鑑賞
   人類の英知が生み出した文明と脅威。科学は常に発展と破壊の対極面を持っている。自らの発見の危険に気付いたアインシュタイン。利潤に動かされて国家戦略に利用される科学。科学を破る手段は科学しかない。しかしその手法は人間の心の問題だ。そこに構築的人類の可能性がある。
 便利と平和の裏に潜む危険と怠慢。危機管理体制・安保理と自衛隊・日本と諸外国の力関係・政府の在り方、国政に携わる人間の葛藤、今まさに過去を見直し、考えるべき未来の問題が提起されている。
 人間がずさんに投棄した放射性物質を食べたことにより変化してしまった生物ゴジラ。人間の身勝手により本来の生活を奪われたゴジラ。人間の罪と罰。そして国内外・官民の枠を超えて立ち向かう人間の協力的底力「人間は捨てたもんじゃない」
 ところで、おいらはゴジラの背びれの形から爆発ではなく森林を連想した。天然と人工、両方のエネルギー管理は大切だ。
 2016年7月16日(土)曇り
  東京理科大学
特別展示「坊ちゃんとその時代」

「寺田寅彦の実験室」videoは面白かった。猫の毛色模様のでき方は卵の分化と同じ。
 夏目漱石の俳句をもとに、寺田寅彦が行った「椿の花の落下運動」実験が疑似体験できる。
 漱石が倫敦留学中に寅彦に薦めた論文などの展示あり。相変わらずここの展示は楽しめる。
2016.8.10まで。
 2016年8月14日(日)晴れ

 「今甦るザ・ピーナッツ伝説~愛と絆が生んだ永遠のハーモニー~」というT.V.番組を見た。昔の歌手はレヴェルが高かったんだな。歌は抜群にうまいし、外国語の歌やダンスもきれいにこなすし、衣装も上品でセンスが良くて、ステージ構成も良くて、すべてが美しい。時代と共に歌番組が衰退して消滅したわけがよくわかる。ピアノを弾いているのは誰?と思ったら、若かりし頃の宮川泰さんで、そのエネルギッシュな姿にビックリ。またザ・ピーナッツが、モーツァルトの「トルコ行進曲」を歌っていたのにもビックリ。
 最近街中ではリュック(デイパック)を背負って猫背でスマホしている人間ばかりで、美しい人はあまり見かけない。そこでおいらは、時々昔の洋画や昔の歌番組の特集などを見て気分転換している。昔の映像には美男美女がいるから。何故彼らは美しいか、それは自分の人生に対する意志が明確で、生き方そのものが美しいからではないだろうか。

 2016年5月21日(土)晴れ   T&K SINGERS THE 45th SPECIAL CONCERT ~たかしまあきひこ・吉澤聖吉 T&K 2大アレンジャーを迎えて~
番組・CMなど 主にT.V.界でご活躍のアレンジャーお二人が、メルパルクホールのステージに登場。
 第一部は、吉澤聖吉氏のアレンジ集。アメリカ映画、ディズニー作品、スティービー・ワンダーの曲、ルパン三世のテーマ、松田聖子「風立ちぬ」など。CDを聴いて、そのまま譜面に起こしてしまうという吉澤氏は、初めて聴いたという
「BLUESETTE」という曲を、T&Kのために書き下ろしされ、「BYE BYE BLUES」はボサノヴァ調にアレンジ。本来譜面にない部分も加筆。
 第二部は、たかしまあきひこ氏のアレンジ集。氏がかつて担当された「8時だよ!全員集合」のドリフのビバノン音頭やヒゲダンスの愉快なオープニング。芸大生の時に公募入選した曲やミュージカル曲、「NIPPON-NO-UTA」と題して、童謡や抒情歌をヴォカリーズ風にアレンジした本コンサート用メドレーなど。一部指揮もされた。
 高度な歌で音楽の世界を楽しく広げてくれるT&K SINGERSの指揮は、トークと指揮が抜群の深澤茂行氏。演奏は袴塚淳カルテット(piano袴塚淳、keyboard森丘ヒロキ、drums二本柳守、bass上羽康志)の皆さんでした。
 2016年4月29日(金・祝)晴れ・強風 特別展「100年目に出会う夏目漱石」(神奈川近代文学館)
    「人の功業は百歳の後に決まる。自分は文を以て百年後の代に伝えるという野心を持っている。だから今何を言われようと相手にしない」その決意通り、没後100年経った今も、漱石作品は生き続けている。
 著作原稿、書画、フロックコートとシルクハット、着物、紫檀の文机他愛用品の数々。家族や弟子たちへの愛情、自己啓発、激動の時代を生き抜いた、厳しくも優しい漱石の真の姿が見える。
 神奈川近代文学館(月曜休館、但し5/2は開館)5月22日(日)まで。
9:30~17:00(入館は16:30まで)
みなとみらい線「元町・中華街」駅 6番出口から徒歩10分。1~3番出口から出て、港の見える丘公園のフランス山を突っ切れば目の前。
2016年4月24日(日)雨のち晴れ  黒田清輝 生誕150年特別展
  
「読書」                  湖畔(部分)
フランス藝術家協会サロン初入選
 東京国立博物館 (17:00)

ハナミズキとツツジの美しい季節

  噴水の前方には舞台が儲けられ、周りには本格的な屋台が並び、大いに賑わっていた上野公園。

 世界に通用する日本の洋画を目指した黒田清輝の師であるラファエル・コランのマチエールの美しさ。師弟両方の作品が見られる本展は5月15日迄。
土・日・祝・5/2は18:00まで(入館は30分前まで)
2015年11月28日(土)快晴
東京理科大学近代科学資料館の企画展「アインシュタイン展」に行った。
アインシュタインの手紙類、論文など充実の展示。研究内容はもとより、人柄もわかる。
12月10日(木)まで。
詳細は当ホームページのトップページのリンクをご覧ください。
質問があれば、理科大在学中の物理学者が解りやすく説明してくれるので、気軽に楽しめます。


2016年1月3日(日)晴れ サントリーホール

ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団ニューイヤーコンサート
今年の指揮者はグイド・マンクージ氏。自作の「さくらワルツ」のプレゼントあり。出演歌手も素晴らしく最高に楽しめた。
「ドナウ川のさざなみ」があったのがとても嬉しかった。
2015年11月21日(土)晴れ  読売テクノ・フォーラム『人工知能は人間を超えるか』(日本プレスセンター10階大ホール)
  「人工知能はどこまで人間に迫るのか」(松尾豊 東京大学大学院工学系研究科准教授)
「自動運転車との付き合い方」(赤松幹之 産業技術総合研究所自動車ヒューマンファクター研究センター首席研究員)
「ココロは創れるか?」(浅田稔 大阪大学大学院工学研究科教授)

 人工知能の研究は、すでに1956年から始まっていた。その時の夢は徐々に進歩を遂げながら現実のものとなった。
Deep learningによる人工知能は、人間が担わなくてもよい分野で人間の労働を助けて生活を向上させ、産業を発展させる可能性を持つ。自動運転車の発展は社会のニーズによる。機械ゆえに片仮名で表した「ココロ」を、人工知能は持つことが出来るかもしれない。科学者たちの挑戦は未来へ続く。機械に取って代わられる?いや、人間も止まってはいない。進歩に応じて新しい対策を産み出すだろう。人間は自分を磨いて、使い方を間違えなければ、人工知能は有効活用されるだろう。
 2015年11月15日(日)雨のち晴れ
   石鍋妙子&ウィーン・ラズモフスキー弦楽四重奏団の演奏を聴きにHAKUJU HALLへ行く。
♪ハイドン:弦楽四重奏曲ニ短調 作品76-2「五度」
今回もクァルテットが登場した瞬間だけは、目が慣れていないので巨人に見える。(その後は普通に見える) 室内楽の雰囲気が広がり、ウィーンにいる気分。とても良い演奏だった。
♪モーツァルト:ピアノ四重奏曲ト短調KV478
ここから石鍋さん登場。演奏を聴いていたらケーキとコーヒーが欲しくなり、ウィーンのカフェを思い出した。
♪フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調
ピアノ&弦楽が一体化してとてもよかった。
(写真は例によってHAKUJU HALL玄関のもの。今年は白が基調)
2015年9月22日(火・祝)晴れ   公益財団法人としま未来文化財団・豊島区主催「オーケストラと映像で描く 手塚治虫のマンガとアニメの世界」
「手塚治虫氏が、生前、オーケストラ演奏を望んだ曲」という新聞の紹介記事を見て、突如買ったチケット。
演奏前に高井達雄氏(「鉄腕アトム」作曲家 )×杉井ギサブロー氏(アニメーション監督)特別ゲスト橋本一郎氏のプレトークがあった。若い作曲家を探しているという手塚氏が、夜10時過ぎ、初対面の高井氏に3曲依頼した。期限は翌朝10時。頼む方は天才だが、頼まれる方も驚異的。1曲は池袋(作曲家宅)から富士見台(手塚氏宅)の西武線車中の15分で作曲したという。また当時は放送の度に、その日の映像を見ながら音楽を作り、リハーサルし、生演奏したという。実に驚異的だ。また曲だけだった「鉄腕アトム」にアメリカで歌詞が付けられたので、日本でも急遽谷川俊太郎氏に詩を依頼した。電話での打ち合わせしかできない中、音との相性を鑑みた高井氏が谷川氏に言葉の変更を依頼し「やさしいこころ」が「こころやさし」になったので、高井氏は谷川氏に詩を書き換えさせた唯一の人。
 『ある街角の物語』(世界初演)は、どこにでもある平和な街が、ある日突然戦火に包まれ破壊されるが、瓦礫の隙間の土からポプラが芽を出したという平和~悲劇~未来への希望を描いた物語。映像に添う朗読は伊藤蘭さん。指揮は甲田潤氏、演奏は芥川也寸志メモリアル・オーケストラ・ニッポニカ。コーラスも加わり、手塚アニメ・メドレーを経て、最後に作曲者の指揮で「鉄腕アトム」を大合唱。曲想の美と平和への願いを感じたコンサートだった。
 8月15日(土)晴れ  戦後70年終戦記念日
 今は賞味期限が過ぎると食べ物を捨てる時代だ。だが、大戦中の物資不足で、本国への食糧輸送要求を無視され、戦地で餓死した兵士たちがいた。内地では食糧難にあえいだ人々がいた。物を食べずにどうして生きられようか。おいらは餓死ほど悲惨なものはないと思う。平和でぼんやりしている間に忘れている感謝と、先人への追悼と、さらなる平和記念。
 2015年8月8日(土)晴れ  立秋の夜風は心地よかった。
    夕方、ヒョイと電車に乗り、二駅先のシネマで、ポツダム宣言受諾による終戦に至る舞台裏を人間的側面から描いた『日本のいちばん長い日』を観た。集団的自衛権問題で揺れる時勢で迎えた戦後70年。昭和天皇の玉音放送原盤が公開され、戦争を語り継ぐ若い世代の語り部養成計画も打ち出された中での公開である。
 ところで、東日本大震災当時の「絆」という言葉を心に留めている人は、どれ程いるだろうか?この映画には、明治から受け継がれている人間味を持つ昭和天皇の聖断、私情を捨てて公義を採る方向へ導く鈴木貫太郎内閣総理大臣の英断、乃木大将同様の人間性を持つ阿南惟幾(あなみこれちか)陸軍大臣の決断という、3人の強い「絆」があった。平和に慣れて忘れている「絆」が、日本人本来の底力ではないだろうか。
 また、言葉も功を奏す。阿南大臣(役所広司氏)が口にする「楠正成」に表される「家族が大事」という言葉には「天皇(国家)と国民の関係も家族」ということが含まれ、鈴木総理(山﨑務氏)が戦火による焼失を嘆いた「川合玉堂の画」は、日本の豊かな自然と庶民の平和な生活を暗示する。
 全員好演だが、昭和天皇(本木雅弘氏)の言葉の抑揚は見事だった。当時の器具や動き方にこだわり、スタッフ・出演者ともども練習を徹底したらしい。そういうところにも日本人の勤勉さが表れている。
 2015年8月5日(水)晴れ 19:09
      最寄駅で降りて、空の向こうに目をやると、いつも茜雲が見えるところに、きょうは巨大な山が......えっ?そんなのあったっけ!?
いや~、驚いた!雲のかたまりだ!しかも内部から発光している。
 
 以前、1m目前で衝撃音を伴った、画に描いたようなギザギザの雷光(雲と地上間の放電)に遭遇したことがあるが、こんなに巨大な黒雲と、その「雲の中の放電」(雲の上方のプラス電荷と下方のマイナス電荷が、雲の内部で引き合って放電する)を見たのは、生まれて初めて。連日35℃の猛暑と、海辺に建つ高層ビルが内陸へ向かう海風を通せんぼしているせいか。自然災害は人間が作っているようだ。猫は夏場はひんやりした土の上が好き。因みに犬君の真夏の昼間の散歩は可哀そうだよ、アスファルトが焼けていて足の裏が痛くなって辛いからね。朝夕を選んであげてね。
2015年7月25日(土)晴れ      読売テクノ・フォーラム(日本プレスセンター10階大ホール)
  基調講演 「星くずから地球へ」小久保英一郎氏(国立天文台理論研究部教授)
     「太陽系に探す!生命を育む星」関根康人氏(東京大学大学院理学系研究科准教授)
パネル討論「君に伝えたい宇宙の魅力」コーディネーター 本間雅江氏(読売新聞東京本社科学部記者)

 NASA無人探査機ニューホライズンズが冥王星に最接近、大気のもやの撮影成功、というニュースがあとから重なった Good timing 講演会。
 小久保氏は「岩石・ガス・氷」の3系統に分類される「惑星」の成り立ちと、軌道を読み取ることによって確認された太陽系外惑星の存在を通して、関根氏は土星の衛星であるエンセラダス、土星の大気がある月(タイタン)表面の痕跡から読み取れる星の活動を通して、それぞれ生命体存在に言及した。
 データに基づく科学者の仮説をスーパーコンピューターでシミュレートすると千年一日の如し。惑星周囲に円盤状に存在するガスとダストの集積と惑星内部の活動から、太陽からエネルギーを貰っている生物と地下熱からエネルギーを貰っている生物が見えてくる。星は冷えると死ぬ。話題の冥王星は長い間生きていた。地球が生きているのは、皮肉なことに火山から放出される二酸化炭素により温かい温度を保っているから。惑星の成り立ち解明が、同元素を持つ人類の起源解明につながる。海なくして人類在らず。(講演内容は、後日読売新聞に掲載される)
 2015年7月19日(日)晴れ(猛暑、午後にわか雨)
   
新宿区では、夏目漱石終焉の地である早稲田南町7番地(現:漱石公園・区営早稲田第三アパート)に漱石山房記念館の建設を進めているが、埋蔵文化財試掘調査中に、漱石没後に鏡子夫人が建て替えた家の水回り跡(台所・風呂・トイレかは不明)が発見された。それが本日限定公開となったので行ってきた。(写真左)左端から大正時代の房州石切石、花崗岩版、煉瓦、タタキ状遺構、その周りは戦災焼け土。(写真中央・右下 一部拡大)
(写真右上)回廊式ベランダ(復元)は、記念館建設のために解体される。 (写真公開許可済)
 2015年6月28日(日)晴れ 紀尾井ホール開館20周年を祝い錦織健ゴールドの衣裳で登場。ピアノ:河原忠之
第一部は山田耕筰没50年特集。
 ドイツで日本人として初めて本格的に作曲を学んだ山田耕筰氏は「ペチカ」を作曲するとき、ロシア語の発音に合せてペーチカ(ピェーチカ)と音を延ばして作曲したそうだ。(厳密にはピェーシュカпечка)錦織健氏はその通りに歌って、そう説明してくれた。錦織氏は「オーソレミオ」もナポリ語通り「オ ソーレ ミオ」と歌っているよね。原典を大事にする人なんだね。相変わらず時勢に即したトークで、河原氏ともども錦織圭さんのフォームを真似て楽しませてくれた。「錦織」には「にしこり」「にしこおり」「にしごおり」という読み方が存在するそうだ。
第二部はオペラアリア集。
 錦織健氏、何とギターを弾きながらオペラのアリアを歌い、客席を回る。演奏と歌が見事にマッチ。何処にいても声が奇麗に響く。河原忠之氏は山田耕筰氏自らピアノ用にアレンジした「この道」を独奏。
 原点を大事に、音楽を通して平和に向かって啓蒙を続けるコンビだね。
 2015年5月17日(日)晴れ
 恒例東大五月祭。 今年は模擬店に行列ができていて大繁盛だったようだ。メニューも一新という感じで、目立っていたのはチュロス。人気だったのは焼きそば。どら焼きは見た目プロ級。因みに乱治郎は彼らの料理をまだ食べたことがない。

 今回は、屋外で演奏していたケーナを中心とする民族楽器の音色に耳を傾け、農学部の敷地にある弥生講堂一条ホールで開催された「東京大学ベルカント研究ゼミナール」の公演を聴いてきた。大学院生:石川洋行氏のピアノ伴奏がとてもよかった。コンクール等の伴奏も務めているとのことだった。歌い手さん、誰かカッチーニの「アヴェ・マリア」に最小限のブレスで挑戦してみませんか?
 2015年5月16日(土)雨のち晴れ
 日本プレスセンターで開催された「読売テクノ・フォーラム」で3氏の講演を拝聴した。

小林 隆氏(高エネルギー加速器研究機構教授)「ニュートリノで探る極微の世界と宇宙」
野地博行氏(東京大学大学院工学系研究科教授)「驚異の回転分子モーターATP合成酵素」
井上治久氏(京都大学iPS細胞研究所教授) 「iPS細胞で神経難病に挑む」

 身近にあってどんなものも(人体も)簡単にすり抜ける素粒子ニュートリノ(電子型、ミュー型、タウ型の3種類)が、飛んでいるうちに入れ替わる「振動」の話。摂り入れた栄養をエネルギーに変えて放出する働きをする、人間生命維持に必須の「ATP合成酵素」の水力発電のような高速回転の仕組み。人体で壊死した細胞を、その人自身の細胞から作ったiPS細胞で補う研究。これらの<通過、合成、再生>は、いずれも人体の謎を解き明かし、生命体の起源に迫る。
 2015年5月5日(火・祝) 晴れ
 上野へ向かうはずが、車窓からつつじが見えたので、根津の「つつじ祭り」を思い出して途中下車。根津神社へ行った後、上野の東京国立博物館へ行った。G.W真っ只中に加えて、鳥獣戯画の前期が5/17までなので大混雑。高山寺の展示室は自由に観られたが、鳥獣戯画の展示室は一列に並んで観なければならないので大、大、大行列。昼から這入ったら4時間かかった。この平成館へ行く時は朝一に限る。藝術「鑑賞」ではなく、パンダ同様一列になって「見物」する羽目になるから。本館展示時代が懐かしい。(鳥獣戯画の後期展示は5/19~6/7)
2015年5月3日(日・祝)晴れ
    
  Il giovane favoloso
 昨年見逃した「レオパルディ」を観に、「イタリア映画祭2015」(朝日ホール)へ行ってきた。夏目漱石作『虞美人草』に出てくるジャコモ・レオパルディ。原題のIl giovane favolosoは「素晴しい若者」と訳されているようだが、猫語では「信じられないような青年」かな。勉強のしすぎで頭脳秀逸ながら、子供の心のまま大人になってしまった人だから。イタリアではダンテと肩を並べる大詩人と見られているようだ。
 それにしても不思議なのは観客の様相。イタリア語勉強中の人か、精通者か、イタリア好きの心が反映するのか、和風イタリアン的雰囲気の人が多かった。
2015年4月26日(日)晴れ
   渋谷のBunkamura ザ・ミュージアム「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」へ行った。 長い会期なのに「今日行きたい!」と強く思う時、画家の命日であったり、誕生日であったりすることが多い乱治郎だが、何ときょうはボッティチェッリのパトロンであるロレンツォ・デ・メディチ氏の537回目の命日だった。
 天気がいいので、帰りに某店で働いていたペッパー君と遊んできたが、ロボットはあかん。元々猫は、動こうが動くまいが人形って嫌い。
2015年4月12日(日)晴れ  読売日本交響楽団 第1回東京オペラシティ名曲シリーズへ行った。
指揮/シルヴァン・カンブルラン、バリトン/小森輝彦、コンサートマスター/小森谷巧
リーム 厳粛な歌―歌曲付(日本初演) ブルックナー交響曲第7番ホ長調(ノーヴァク版)
 オペラの時とはちょっと印象が違う小森輝彦さん。きょう改めて気付いたけれど声質がヨーロッパ的なんだ。そして身体の中からすでに響きを具えて出てくる感じだ。ブルックナーは第3楽章が一番好きだ。遠くから徐々に迫ってくる打楽器と超速ヴァイオリンは素晴らしく、指揮は半円を描くところの流れが滑らかで奇麗。とにかく大迫力の演奏だった。(拍手) 
 2015年3月21日(土・祝)晴れ

読売日本交響楽団 第175回東京芸術劇場マチネーシリーズ「華麗なるモーツァルト~珠玉の名曲選~」
午前中は墓参り、午後はコンサートへ行く。
なぜ行ったかというとプログラムがモーツァルトだったから。指揮はジェラール・コルステン氏。ソプラノのエヴァ・メイさんが素晴らしかった。 
第一声で心をつかんだひとり。
 
 
狂乱の場~ベル・カント・アリア集
エヴァ・メイ (BMG JAPAN)
同じ感動が呼び起こせるCD
 2015年3月15日(日)曇り
   錦織健プロデュース・オペラVol.6 [ モーツァルト「後宮からの逃走」ハーレムから助け出せ! ] へ行った。
歌はドイツ語、台詞は日本語。その台詞の中に時勢の世界問題を彷彿させるものがあった。イタリア・オペラもそうだけれど、人間いかに生きるべきかの 教訓があるのが藝術作品なのだろう。志村文彦さんの演技力、錦織健さんの表現力と素晴らしいロングトーンは相変わらず。
 左は購入プログラムに付いてきたレギュラーコーヒー。その名も「後宮コーヒー」 オペラのタイトルである「後宮」に「高級」を掛けた絶妙なネーミングだ。
2015年1月31日(土)晴れ、強風          2015年2月28日(土)晴れ
夏目漱石作『吾輩は猫である』のラストでは、猫がビールに酔って最期を迎えるが、乱治郎のお気に入りはイタリアのビール「モレッティ」(写真)。イタリアンの店でよく飲むのだが、きょうはスーパーマーケットで発見したので、迷わず買った。  松岡正剛氏特別講演『矛盾を編集する力 西田幾多郎と鈴木大拙』を学習院大学にて拝聴。
「善」の西田幾多郎(哲学者)と「禅」の鈴木大拙(思想家)は、ともに石川県生まれ。同級生で親友。同時期に学習院大学で教鞭を執った。そこで石川県西田幾多郎記念哲学館・鈴木大拙館主催、学習院大学国際研究教育機構共催、学習院大学資料館協力という運びとなったようだ。
 何と云っても3月14日に北陸新幹線開業を控えている金沢。それを踏まえての館長挨拶、各館学芸員による紹介トークあり。松岡氏の講演は二人の偉人を生み出した「1870年(明治3年)」というキーワードから始まり、現代社会にこそ必要な「編集力」で締めくくられた。
 夏目漱石は『草枕』で画工を通して「意識と無意識」を語っているが、そこに西田幾多郎の哲学との共通点を見出した乱治郎は、この講演からさらに漱石の哲学を拾えることを期待して参加したが大収穫。そして『門』に描かれている鈴木大拙とくれば興味必然。誠実な西田幾多郎、シンプリシティな鈴木大拙。西洋と東洋を編集した二人。石川県西田幾多郎記念哲学館は、前方に山を望み後方に日本海を抱く日本唯一のMuseum of Philosophy. 鈴木大拙館は、「先入観抜きで」の思想を継承して、展示物のタイトルも説明文もなし。HPの美的簡潔さはあっぱれ! 
2015年1月3日(土)晴れ
キューピースペシャル ニューイヤー・コンサート2015 ウィーンフォルクスオーパー交響楽団の演奏を聴きにサントリーホールへ行く。今年の指揮者ルドルフ・ビーブル氏(楽団名誉指揮者・85歳)はこの楽団との日本公演を今年で引退する。
  本拠地での85歳記念公演「こうもり」から2曲、エジプト行進曲など、ヨハン・シュトラウスⅡの曲中心で「ペストのチャールダーシュ」が珍しかった。レハールの「メリー・ウィドウ」はこの指揮者のファンになったきっかけの曲。チェロ独奏:リカルド・ブル氏。バレエがいつも楽しい。 
2014年11月30日(日)晴れ   出演者とクラリネットつながりのY氏のお誘いで、音楽ビヤプラザ ライオン(銀座)へ行く。(写真掲載許可済)
「ライオン池袋店の 音楽家たち~10年ぶりのわぁーと同窓会コンサート」で、今はそれぞれの演奏活動を行っている音楽家たちのステージを愉しんだ。
          
さわやかな歌声の森田浩貴氏は、お父様の(森田公一とトップギャランの)カバーソングCD製作進行中。  ソプラノ:清水由美子、竹原英里、長谷川友代、みすぎ絹江、山越亨子
メッツォソプラノ:加藤千鶴、草彅英子 ヴォーカル:夏川玲、森田浩貴
クラリネット:上田亜紀子  ヴァイオリン:古館由佳子、帆足彩。
アコーディオン:渡辺弘美  ピアノ:斎藤美香 (敬称略、それぞれ50音順)
曲芸的演奏の音色が心を捉えた古館由佳子さんのCD。
チャールダーシュ Song of Gypsy
2014年11月8日(土)曇り
錦織健テノール・リサイタル(東京オペラシティ・コンサートホール)へ行った。
ピアノは河原忠之氏。歌声・ピアノともに低音から高音までまんべんなく美しいコンビ。トーク上手のエンターテインメント。クラシックからポップスまで各年代オールマイティ。プログラムの前半は日本の歌で、後半はモーツァルト中心。難しいモーツァルトの歌曲を30分連続で歌うのも大変だが、聴き手としては短く感じられた。ドイツ語・イタリア語・英語、それぞれの特徴を歌い方と声の高低強弱で演じ分けられる方なので、その世界を堪能できるところが嬉しい。ロングトーンは相変わらず素晴らしい。
左上のクリスマスツリーはホール内のもの。帰りに外の広場にあるツリーを見たら、イルミネーションが様々な色に変化していた。まるで今日聴いた音域のように美しく。
 
2014年11月1日(土)雨のち曇りのち雨
東洋大学「哲学堂祭」(中野・哲学堂公園)へ行った。今年は「カント」がテーマの年で、演者は井上円了研究者であるドイツ・フンボルト大学のライナ・シュルツァ氏。大学の始まりuni-versus(一つに向けた→一つにまとめた→一つの社会団体)(師+弟子=学派)から「本来の大学の役割」までの話を、井上円了博士の理念「哲学は学問の中央政府」で締めくくられた。そのあと東洋大学「白山祭」へ行ってアーチェリーを体験してきたが、若者はまだピュアだ。その精神の上に「思考+想像=思想」を積み重ねてほしいと思う。
 2014年10月25日(土)晴れ
 
数量限定ミニ図録表紙(掲載許可済)
初公開の乃木希典氏の最後の遺書(寺内正毅氏宛)を拝見するために、「桜圃名宝」展(学習院大学資料館)へ行く。当時の人間関係における友情の深さが偲ばれた。

「桜圃(おうほ)」とは、寺内正毅氏(第18代内閣総理大臣・伯爵)の号で、今回の展示は、皇室からの下賜品を含む技術の粋を尽した漆芸品(蒔絵)、書簡、幕末維新の志士たちの書など。
12月6日(土)まで開催中。11月22日(土)12:00から30分程度のギャラリートークあり。
日祝および10月31日(金)~11月4日(火)の大学祭期間中は休館。開館時間10:00~17:00
2014年10月11日(土)晴れ
  東京理科大学 数学体験館(近代科学資料館地下1階)へ行く。理科大の学生さんが説明してくれる。ピタゴラスの定理は基本だが、ちょっとしたゲーム感覚で体験できるものがあるので、ついはまった。ペンタドロンという平行移動するだけで空間を埋め尽くす事が出来る多面体があったが、その応用形モニュメントが、夏目漱石の『坊っちゃん』の塔として、大学正面芝生の上に建っている。(左写真) 平行多面体の元素ペンタドロン(互いに鏡映対称な雌雄一組)は秋山仁博士とその研究仲間達によって2007年に発見されたとのこと。(右写真は販売品)
2014年10月4日(土)晴れ
防災訓練で、煙ハウスと地震体験車に入った。煙ハウスは視界ゼロ。地震体験車では、関東大震災のマグニチュード7.9を体験した。関東大震災は震度も最大なら、揺れている時間も最長だったそうだ。当時の住宅事情からすると、今よりもっと恐ろしかったろうと思う。何よりもあわてずに対処することが必要だ。
 2014年9月23日(火・祝)晴れ
ノルマンディー展(東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館/新宿)へ行った。ターナーが気になって行ったのだが、版画でちょっと小さかった。気に入ったのは、ヴィットリオ・マッテオ・コルコス「別れ」、トレロ・アンチロッティ「ルーアンの港」、レオン・ジュール・ルメートル「セーヌ河沿いの村クロワセ」。ちょっと気分が和らいだのはアレクサンドル・デュブール「オンフルール近郊、りんごの収穫」、コンスタン・トロワイヨン「牛と羊の群れの帰り道」。(因みに乱治郎は東京生れ・東京育ち・東京在住)「古い時代は不便だったろうに、観て心が癒されるのは何故だろう?」と思っていたが、それは「自然とあらゆる生き物が共存しているからだ」と改めて気付いた。だから絵とフィルムの中の人間も動物も「生きている!」って感じるし、困難があっても生きることを楽しんでいるようにも見える。そこが生きているんだか死んでいるんだか分らない現代都会生活とは違うんだな。やっぱり自然は大事だ。そのあと「漱石山房」(早稲田)へ行って、東大へ行って、ついでに「文京ふるさと歴史館」へ寄ったら、そこに『沙羅の木』を贈った鷗外に宛てた漱石の礼状(複製)があった。
   
三四郎池の秋 水面に木々が映る          漱石記念館は写真の建物の後ろに建設中で、2017年完成予定。
2014年9月14日(日)晴れ
夏目漱石作『門』の原稿が展示されているということで、五島美術館へ行ってきた。「漱石居士遺稿」という中村不折筆「箱蓋・表紙」と、装幀されたペン書きの原稿を見て、読んできた。細いペン文字から察すると、漱石さんは繊細でやさしい性格だったろうと思う。
  写真は撮れないから、代わりに漱石氏がファンだった酒井抱一の豆本を買ってきた。

五島美術館 世田谷区上野毛3-9-25 TEL:03-3703-0662
      東急東横線「自由が丘」から大井町線(各駅)に乗換え。
現在の展示は「絵画・書跡と陶芸」で漱石原稿は上述のものだけ。10月19日まで。
2014年7月26日(土)晴れ  読売テクノ・フォーラム 2014年度夏休みのシンポジウム
  主に高校生対象であったが、「宇宙と時空の謎に挑む」(基調講演・シンポジウム)を拝聴した。
「暗黒宇宙は、すみれ色」村山斉氏(東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構機構長)
「原始重力波による宇宙誕生観測」羽澄昌史氏(高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所教授 )

講演内容は新聞社が印刷物にするので書く事は出来ないが、宇宙の始まりと銀河系、そこに存在する素粒子の話。直径12,000Kmの地球は30Km/秒で回転しており、銀河系もものすごいスピードで回転している。宇宙に終わりがあるかは未知だが、今のところ宇宙は960億光年まで確認されている。それは工学の発展のお蔭でもある。
理学者の理論は工学者が作った高性能機器によって証明することができるので、理学と工学は密接な関係だ。その相互扶助的発展が、何億光年も離れた場所の観測を可能にしている。数学と技術は日本人が得意とするところ。謎を見つけて、謎を解明するのが好きな科学者の誕生と成長を期待する。
2014年7月21日(月・祝)晴れ  デュフィ展(Bunkamura ザ・ミュージアム 7月27日まで)
ラウル・デュフィの展覧会へ行くのは三度目ぐらいで、今までは明るい油彩画ばかりだったが、今回はアポリネールの本の挿絵の版画や、タピスリーの椅子が印象的だった。テキスタイル・デザインをやったことで「色がはみ出してもよい」ことに気付いたというが、一息に何本か線を引いただけで、一筆ずつ何度か色を置いただけで「動きのある人間」になっている箇所に改めて注目した。何となくシャガールを思い出した。画家は生のままの色は使わない。黒とても。それもしっかり観てきた。
(左はラッカー塗装の木材、ボーヴェのタピスリー「パリのパノラマ」)
2014年7月9日(水)雨&曇り
  昼時に何気なく入った東京理科大学近代科学資料館。食事することを忘れて夢中になってしまった。LSI~計算機のための集積回路が、スマホにも応用されているなんて、半導体ってすごい!昔の計算機で足し算・引き算を体験したり、プラニメーター(面積計測器)を使わせてもらったりした。確かな数字が安全な建物を作る。生き物だって、もとをたどれば数字から出来ている。夏目漱石ゆかりの人の写真や論文もあったよ。
この企画展は8月8日(金)まで。
興味ある人は、このページ上の「Entranceへ戻る」をクリックして、リンク
「東京理科大学近代科学資料館」でご確認ください。現役理科大性がスタッフとして働いているから、固定化していなくて楽しいよ。
2014年6月16日(月)晴れ  2014年度日本記者クラブ賞受賞記念講演会(プレスセンター10 階ホール)拝聴。

日本記者クラブ賞
橋本五郎氏(読売新聞東京本社特別編集委員)
山田孝男氏(毎日新聞社政治部特別編集委員)
司会
:会田弘継氏(日本記者クラブ企画委員長・共同通信社特別編集委員)
(掲載許可済
流暢な文章で、心の真実を以て小さな声をすくい上げる橋本氏と、切れ味のよい文章で、鋭い切り口をユーモアで包む山田氏。会田氏の明解簡潔な司会進行が、時の経つのを忘れさせた。お二人とも常に「自分は正しいだろうか?」という懐疑を忘れない。橋本氏は漢字に内在する意味を大切にし、新聞社タブーの活字にも挑戦。山田氏は「はっきり言わなければならない」ことを曖昧にしない。そして驚いたのは、記者の取材も真剣勝負だが、それ以上の真剣勝負で精鋭ぶりを発揮する「校正部」という存在。誤字・脱字・内容の高度なチェック能力が完璧な紙面を作る。 
2014年5月25日(日)晴れ   卒寿記念 藤城清治版画展(東武池袋店 美術画廊)
  風の又三郎の原画、イタリアや母校:慶應義塾大学付近を描いた水彩画、震災後の福島を捉えた版画、勿論従来の夢のある作品も。
サインには猫の絵も添えられるのだが、その描写速度の速いこと。

まさに生涯現役。
2014年5月18日(日)晴れ

   
東京大学第87回五月祭へ行ってきた。
 いろいろイヴェントがあって、かなり盛り上がっていたが、サイエンスコミュニケーションサークル(CAST)を覗いてみた。科学は面白い。尺八部体験コーナーで尺八初体験。結構きれいな音が出て満足。楽しかった。(寺田寅彦を思い出した)尺八は穴の押さえ・口の当て方・息の強さや速さで音程が変わるそうだ。高音より低音の方が難しいらしい。部員の中にフルートと尺八の両方をやっている人がいたが、口の使い方が全然違うということ。連れがリクエストをして、その人に「涙そうそう」を演奏してもらった。首を振るのも音の調整だね。胡弓の譜面を見た時も驚いたが、尺八の譜面にも驚いた。まったく記号文書のようだ。部員曰く「慣れるしかない」
2014年4月13日(日)晴れ
渋谷区立松濤美術館。日本画の猫の毛並みは完璧だね。岡本一平氏が描いた漱石氏の猫もいたよ。朝倉文夫氏の彫塑はとてもいいね。
    
松濤美術館入口のパネルと近くにある鍋島松濤公園の水車   京王井の頭線改札近くにある岡本太郎氏作「明日の神話」
2014年4月6日(日)曇り&雨
久々にライオン銀座七丁目店へ寄る。開店80周年記念の「金のピルスナー」ビールが旨かった。
店内のタイルはJ.Hさんが漱石講義を受けた小森陽一先生の御祖父様(陶芸家:小森忍氏)が焼いたそうな。

  
ライオン銀座七丁目店はビヤホール創業店。柱と壁面が色タイル。壁画はガラスモザイク。当時最高技術の結集。
特にギリシャ風コスチュームでビール麦収穫を描いた正面大壁画は色調を整えるのに3年かかったとか。美術品は製作時と完成時で色が変わるのが苦心するところ。
ライオン発行絵葉書部分(左上) 正面大壁画部分写真(右上)
 壁面とガラスモザイク写真(左)    (撮影許可済) 
2014年1月3日(金)晴れ  キューピー・スペシャル‐ニュー・イヤー・コンサート2014
「ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団」の演奏を聴きに、サントリー・ホールへ行った。
写真は指揮者:オーラ・ルードナー(Ola Rudner)ご夫妻です。コンサート終了後のサイン席近くに奥様がいらしたので、写真掲載許可をいただいたら、「一緒に撮った方がいいかしら?」とわざわざ並んで下さいました。とても素敵なご夫婦です。
 
2013年12月28日(土)曇り   池袋西武ギャラリー「トムとジェリーの愉快な世界展」
左は会場の
原画パネルの一部

入口で頂いた冊子にスヌーピー月面着陸の判を押す。 
 2013年12月22日(日)晴れ
森アーツセンターギャラリー
「スヌーピー展」へ行った。
スヌーピーはアポロ10号のマスコットとして、宇宙へ行ったそうな。

 
 
小田急線「代々木八幡」駅前の漱石と同じ苗字の店・HAKUJU-HALL入口デコ・夕日
2013年11月17日(日)快晴
石鍋妙子&ウィーン・ラズモフスキー弦楽四重奏団コンサートへ行った。
フォーレのピアノ五重奏曲第1番ニ短調の第三楽章はすごく気に入った。ドボルザークのピアノ五重奏曲イ長調はいい曲だと思う。コロコロと滑らかに転がっていく可愛らしい音だった。
2013年9月19日(木)晴れ 中秋の名月
光りの加減だろう。何度撮っても月はふたつ。黄色い月の横に小さな青い月。まるで村上春樹氏の小説「1Q84」みたい。
2013年9月16日(月・祝)風雨のち晴れ(場所により台風)   「藤城清治 光と陰の動物園 展」(銀座)トーク・パーティにて
  
   藤城清治氏 と 藤城亜季さん
 
     
ポーズ研究中の藤城氏とラビちゃん。ラビちゃんのボクシングポーズ。 「猫のボクシング1」 「こたつと猫」 「猫ずもう」
デビュー以前のニュース 
長野県有林保全活動
カーボン・オフセット推進中

種類ごとに餌が違う蝶が、数多く生息できるための自然環境保護貢献企画。
「女神湖妖精祭」公式ホームページ http://www.yousei.jp

女神湖祭 2013.7.15 上野恩賜公園・水上音楽堂「女神湖妖精祭」歌とダンスで綴られた芝居:シェイクスピア「夏の夜の夢」アレンジ版から。
【森を守っている妖精たちが、自然の大切さを教えてくれる】
惚れ薬による混乱を経て真実の恋人を選んだ若者が、地元の自然保護にも目覚める。アミューズメント・パーク建設の下見にやってきた小金持ちが自然の大切さに気付いて建設を諦めようとしたとき、皆が自然博物館の建設を薦める。森に住む妖精と、地元に生きる若者と事業者、各々が各自の生活と自然の共生を考える。(掲載許可済)
 
2015年(平成27年)3月14日、北陸新幹線 金沢開業!(東京金沢間2時間30分)
 金沢へどうぞ のとりあーなちゃん 金沢の芸妓さん 
谷本正憲石川県知事、海老名香葉子さん、佐智子さんから「石川をよろしく!」「穴水町をよろしく!」 キャラクター「のとりあーな」ちゃんはスローフード、スローライフのイタリアを目標にしているので半分イタリア色になっています。芸妓さんの舞、おいしい食べ物ほか様々なイヴェントを企画しています。レディー・ガガならぬ、若女将達レディー・カガが皆様のお越しをお待ちしております。「新幹線開業を待たずにぜひお越し下さいね」とのこと。(写真掲載許可済) 



        ご高覧ありがとうございました。  PAGE TOP   日傘順子 Junko Higasa